子供を生んで存在不安が消えたこと

子供の頃からドジばかりで、大人たちに怒られることも、同級生たちにバカにされることも多かった私は、ずっと不安だった。私はここにいていいのか、私は生きていていいのか、私は生まれてきてよかったのか・・・なんとか存在を許されるためにがむしゃらに勉…

howではなくwhyがやりたいなら

ある高名な先生が、東大在学中に、 how(どのように)ではなくwhy(なぜ)をやりたいなら東大辞めて京大に行けと言われたと書かれておられたのを見て、昨今のコロナ有事下で露呈した政府と国民の間の絶望的な断絶の原因がわかった気がした。 国民は悪手と感…

何故と問うてはならない種類のこと

学校教育はひたすら問に対する答えをみつけさせるので、問うてはならないことまで答えを探してしまうことがある何故わたしはこの親のもとに、このような容姿で、このような素質を持ち、この時代の、この国に生まれてきたのか 何故よりにもよってこのわたしが…

それに割けるリソースの問題

夫の愚痴を言う人を前にいつも内心思っていた。本人に言えばいいのに、と。 ところが、結婚して子供が生まれて気がついた。本人に言った場合に発生する喧嘩なり、論争なりに割く、エネルギーが残ってない、あるいはもはや割くことすらもったいないという事態…

小さな失恋

パートナーと喧嘩するのは、小さな失恋をするようなものだ。パートナーに対する幻想が少し壊れて、現実が少し露呈する。こんなに長く一緒にいるのに毎回小さく傷ついて気づく。まだ恋心が残ってることに。まだ愛に変化していないことに。

悲しみが腐る

好意を拒絶されると悲しい。シンプルにそれだけ。そこに、彼は好意を受け入れるべきなのにとか、彼は私にそんな思いをさせるべきではないのになんて、べきが絡むと、途端に悲しみは腐って怒りになる。あるいは悲しみつながりで過去のことを引き出し始めても…

サンタはいないのと同じように

この世でたった一人の私にぴったりの王子様は存在しない。 前者はまだかわいい。プレーヤー1(親)はそれが幻想だとわかっているし、プレーヤー2(子)も友達に教えられたり、ある日サンタが来なくなったりして、いつか気づくときが来る。 しかし、後者はと…

すべての人間は自己満足のために行動している。

といったのはマーク・トウェインだったと思うが、マザー・テレサでもトランプ大統領でも、自己満足のために行動してる点では変わらない。 でも自己満足の中身は人によって大きく違う。我が身の欲求が満たされれば満足という人もいれば、手助けした他人の笑顔…

積善の効用

他人の見ていないところで善いことをしたところで、幸運が訪れるかはわからないし、天国にいけたり来世で良い身分に生まれたりできるかは私にはわからないけれども、ひとつだけいえるはっきりした効用は 自分のことを善い人間だと思えることだ。 一生一緒に…

真実はない

同程度の厳しいストレス状況下で、「ストレスは健康に悪い」と考えていた人たちの寿命は短く、「ストレスは成長の機会だ」と捉えていた人たちの寿命は、ストレスの少ない人たちよりも長く、そして幸福だったという。 ストレスは健康に良いのか悪いのか。真実…

おとしもの

ふとした自分の行動で気づいた。 あぁわたしは いつかのわたしがこの世で一番大事だとおもったことを どこかに落っことしてきてしまった 愛されていないと思うのは愛していないからだったりして

他の何がかわっても

誰かがいなくなっても 仕事がかわっても 住む場所がかわっても わたしの魂だけはわたしと一緒にいる

朝目覚めたときに

与えられたエネルギーを何に使っているかをつねに意識したい 大切につかいたい 漫然とではなくて 明日も与えられるかはわからない貴重なエネルギーを人の悪口をいったり憎んだりしてつかいたくない

べきと合理

べきと合理で生きていた頃、人生はなんと生き苦しかったことだろう これからは魂の喜ぶことをする やっと会えてよかった

私という現象が

風に吹かれてまわる風車だとして、風が吹きやめば、風車はただの物体になるし、風車がこわれれば、風は風車をまわすことができない じゃあその現象の実体は風かというとそうではなく 風車かというとそうでもない その現象が終わっても 風はどこかで吹き続け…

すべて存在するものは

よきものであるとはトマスアクイナスの言葉らしいが、わたしは小さな頃から自分の存在が不安だった わたしはここにいていいのか わたしは正しい行動をしているか この大きな不安はずっとわたしのそばにいて、成長過程で形を変えながらわたしを占拠した 小学…

お守りやら聖地やら

昔から不思議なものが好きだった。高校生の時に近くのアジアン雑貨店でなぞの実がはいった"願いの叶う"ペンダントを買ったのが始まりで、大人になって行動力があがったのをいいことに、ご利益があるといわれる神社にいけばお守りをかい、フランスでは奇跡の…

Stuckしている理由

『それは自分の中にあった』とスピリチュアルな文脈で発見されるところの『それ』が現にわたしを生かしているエネルギー的なものだと仮定して、今生きているのだからそれは確かにわたしのなかにあるのだが、それは、水が滞留すると腐るように、循環させない…

空虚

夫は出張が多くて不在がちなのだけど、今回は特に長い。 1,2週間は平常モードでいられるのだけど、それをすぎると途端に、空虚感に覆い尽くされる。そして何もかもめんどくさくなる。 平日は仕事にいかなければならないのでまだマシだけど、休日になるとお…

正義は

どんなときでも勝たねばならないのだろうか 真実は必ず暴かれなければならないのだろうか たとえば夫の怪しい行動を察知したとして、見事!浮気の現場を押さえられたとして、 離婚するとしたら慰謝料なんて高々300万、 婚姻を継続するとしても失われた信用は…

自分モラハラ

夫から毎日モラハラを受けている奥さんに、もっとはつらつと、元気にいこうよ!なんていう人はいないのに、抱えているコンプレックスを誰よりも熟知したうえでモラハラをしかけてくる自分自身から24時間逃れられない私に元気を出せといったところで。 評価す…

自己嫌悪しているうちは

なにもしなくていい。 なぜこのような顔をしてなぜこのような仕事をしなぜこのような人たちと過ごしているのか、自己嫌悪しているうちはなにもしなくていい。なぜに対する答えは永遠に見つからないから。 このような顔をしてこのような仕事をしてこのような…

適応能力

「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。 唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。」と本当にダーウィンが言ったかどうかはおいといて、生命の誕生から連綿と命を繋げてきたものたちの子孫たる我々には恐るべきほ…

もやもや

最近心が晴れない。 冬に元気がなくなりやすいタイプなので、それもあるかもしれないけど、まだ過ごしやすい気候なのに。 仕事は飽きているけれども強い不満はなく、夫とも仲良くやっている。特に困っていることも悩んでいることもない。 だけど、日々心に溜…

漫然と生きている限り「自分の時間」はない。

朝、目覚まし時計の音で起き、いつものシリアルを食べ、満員電車に乗り、大体8時間ほどパソコンの前に座ったあと、再びpackされながら帰宅し、適当な夕食を作って食べ、残った気力を振り絞ってお風呂に入り、すっかりヘロヘロになったところで思う。今日、…

要領よく

かつて深刻な女だった私は LINEの返信が半日ないだけで、不安で何も手につかなくなったし 終わらない業務量をひとり抱えて、日曜の夜には明日が来ないことを願っていたし このまま誰にも愛されず選ばれずに死んでいくのかと思うと生きている価値がないように…

女のサバイブ

女だってこの世でサバイブしていかなければいけないことを、高校生の私はちゃんと知っていたのに、そのあと初めての恋をして、脳内お花畑のまま7年がすぎ、意中の人が夫になって、やっと目覚めてそのことを思い出す。そして気づく。この7年間なにも身につけ…

へつらえない系女子

私の長年の観察によれば、3人以上の女の集団には必ずボスができる それが実際のボス=上司であればあまり問題はないのだが、大概はその中で一番性格のキツい美人か、一番声の大きい不美人である。 周りの人間は適当に合わせているだけで、心の中ではどう思っ…

神聖な義務

ヘルメル いやはや、あきれはてた。それではお前の最も神聖な義務を怠ることになるぞ。 ノラ じゃあ、あなたは何があたしの一番神聖な義務だと思っていらっしゃいますの? ヘルメル それを言って聞かさねばならんのか!お前の夫に対する、子供たちに対する義…

あげまん さげまん実在説

その人の体内にどんな細菌がいるかにより、身体はおろかメンタルの状態までも影響されるという。 ということは配偶者の保有する細菌がよいものだったら、生活しているうちに細菌感染して、自分の体や心の状態もよくなる可能性があるし、逆もまたしかりである…