女の幸せ

女の人生の幸せとは何なのかが未だにわからないので、

もしわたしに女の子が産まれたら、どういう方針で教育したら良いのかわからない。

男の人生は簡単だ。勉強でもスポーツでも、ひたすら打ち込んだ先に、経済的成功も、家庭的幸福もついてくる。だから男の子が産まれたらひたすら励ますつもり。

 

でも女はそうとは限らない。打ち込んだ先に経済的成功はついてくるが、家庭的幸福は必ずしもついてこない。難関国家資格に通った友人たちは研修中に配偶者を見つけるようアドバイスされたらしい。キャリアの女に引く男は社会に多いし、引かない男の競争率は高いから。 

 

私はといえば21世紀にもなって「女に学はいらない」と平気で言い放つ人の多い男尊女卑の強い地方に育ち、男などには負けないと勉強だけの青春をすごし、親に無理をさせて東京の大学にでて、資格の勉強に励んでいたけど、このまま進んでも一生愛されることはないかもしれないと、急に不安になって勉強を休止していたときに夫に出会い、結婚し、誰にでもできる仕事をしている。

 

女に学はいらないと言ってきた男の娘は高校の同級生と結婚し、3人の子供をもうけて幸せそうに暮らしている。

 

私には女の幸せが何なのかわからない。勉強して得た環境でなければ私の好みの男(夫)には出会えなかったかったから勉強したことに後悔はないけど、私に投入された教育費と税金について考えると申し訳ない気持ちにもなる。

 

いまわたしは女の職業には薬剤師がいいと思ってる。もちろん娘に強制するつもりはないけど。