女のサバイブ

女だってこの世でサバイブしていかなければいけないことを、高校生の私はちゃんと知っていたのに、そのあと初めての恋をして、脳内お花畑のまま7年がすぎ、意中の人が夫になって、やっと目覚めてそのことを思い出す。そして気づく。この7年間なにも身につけていないことを。

ずっと働いてはいた。でもすべて自分の能力内だった。何も向上していない。何のキャリアもない。何も積み上げていない。結婚が唯一の目標だった。でも、愛する人と結婚した先には生活が待っていて、夢見心地のまま生活はできないのだった。

7年。長い。長いなぁ。