悲しみが腐る

好意を拒絶されると悲しい。シンプルにそれだけ。そこに、彼は好意を受け入れるべきなのにとか、彼は私にそんな思いをさせるべきではないのになんて、べきが絡むと、途端に悲しみは腐って怒りになる。あるいは悲しみつながりで過去のことを引き出し始めてもやはり悲しみは腐る。悲しいな、ああかなしいな、なんてシンプルに味わえたらいいのに。